初めて不妊治療専門の病院に行ったのは3年前のことだから、記憶もほとんどないけれど、
予約をする時に、初回はどのタイミングできてもいいと言われ、
初回は生理が終わった頃に初めて行った。
病院に行こうと思ったから、実際に行動に移すまでは時間がかった。
もう少し調べてから、とか
仕事の都合が、とか色々言ってみたものの、
なかなか重い腰があがらなかったのが一番の理由だ。
覚悟を決めて、職場にも『通院してから出社します』と伝えて、かなりドキドキしながら病院へ向かった。
実際に行ってみたら、
平日の朝8時前なのにたくさんの人がいて少し驚いた。
手慣れた感じで受付をすませて、手慣れた感じでラックから雑誌を取りソファに腰掛ける人、
夫婦で楽しそうにお話ししてる人、
そんな人々を眺めながら
ここにいる人全員が、いつもの暮らしをしながら、
こどもが欲しくて、
でもなかなか出来なくて、
いろんな気持ちを抱えながら通院している先輩なんだなーと、当たり前なことを思う。
診察券番号は初診を受けた年度毎に違う番号がふってあるようだが、
診察順が表示されている電光掲示板には2.3年前の診察券番号が並んでいて、先の見えない不安に襲われる。
診察では『内診では異常はみられません。不妊の原因があるかどうかの調査と、タイミング法を来月から同時進行でやっていきましょう』と言われ、
言われるがままに内診と検査のための採血、次回の予約を取って20分もかからず診察終了。
ん?あっという間だぞ。
仕事間に合うぞ。と急いで電車に乗り込み職場に向かう。
とりあえず夫にLINEで『診察終わりました』と報告したら、
『お疲れ様!帰ったら話聞かせてね!』とすぐに返信が来た。
ことを思い出した。
あの時は、夫は診察のたびに連絡をくれて、優しかったな〜笑