妊娠中期もつわりなく、順調に妊婦生活を送っていたし、
子供が産まれたら、車での長距離移動を含む旅行は当分行けないかもしれない、ということでGWに旅行に行くことにした。
旅行自体への考え方は人それぞれだと思うが、旅行が趣味の夫婦なので、どうしても行きたかった。
目的地までは車で6.7時間程度。そこから、宿を転々としながら数日かけて帰ってくる予定にした。
体調が悪くなれば、車の後部座席を倒して横になれるよう、抱き枕と長座布団、布団も持参した。
旅の中で、私が究極の選択をした出来事があった。
それは『ナマモノを食べるかどうか』だ。
妊娠発覚してから避けていたので、大丈夫だと思っていた。
でも刺身やお寿司が大好物、そして旅行先では生のイカやフグ、海鮮・魚介がとても美味しい。
夫が食べている時は天丼やフライを頼めばいい。そう思っていたのに、、、
ある店で踊る透き通ったイカを見た瞬間、『食べなくちゃ!絶対食べたい!』と思ってしまった。
妊娠中に食べるリスクと、食べたい欲望を天秤にかけたら、一瞬で食べたい欲望が勝った。
もう、何か起きても自己責任!と心に決めて一口頬張ると、とにかく甘くてプリプリしてて最高に美味しい!
結局追加で頼み、存分に味わった。
そこからナマモノへの気持ちが溢れ出てしまい、市場や食事処で散々刺身とお寿司を食べた。
我慢していたモノを食べれた喜び(しかも鮮度が高く美味しいやつ)は大きく、観光より何より、旅の一番の思い出になった。
私の母はスイカが大好物だが、兄を妊娠していた時に『どうしても大きいスイカにかぶり付きたい』という衝動に駆られ、スーパーで大きなスイカを買ったそうだ。
徒歩で向かったそのスーパーは遠く、帰りに転んでしまったことがあったそう。
子どものために、何でも我慢できるタチではないのは、母親譲りだろうか。。。
色々我慢することも大切だけど、
『もしもの事も考えつつ覚悟を決める』で実行してみるのも良いかなと思いました。
(ナマモノ推奨しているわけじゃありません。あくまでご自身の判断で)